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#22 [週刊 Nobyの本棚] あのチーズはどこへ?

  • 執筆者の写真: ももたろうライダー [Noby]
    ももたろうライダー [Noby]
  • 2020年8月11日
  • 読了時間: 5分

こんにちは。

ももたろうライダー、Nobyがお届けするNoby's Diary。

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。


毎週日曜日は“Nobyの本棚”

わたしの本棚から記事にしてお伝えします。


昨日は急遽、

ブログ更新を休止させていただきました。


丸一日、忙しい日でした。

忙しさを理由にした更新の休止、

連続更新22日目にして初めて経験しました。


今後はある理由から、

さらに忙しい日々となる予定です。


忙しい日の中にあっても、

得られた日常の疑問、そして発見を、

お忙しいあなたに、毎日お届けしていきます。



【いつも食べてたあのチーズ、どこに消えた?】

【なぜ、新しいチーズを探す冒険へと旅立つことが必要になるのか?】

  Who Moved My Cheese? 邦題;チーズはどこへ消えた?

  スペンサー・ジョンソン著 門田美鈴訳



本日も外資系企業における、

人事異動の一コマをご紹介します。


今年3/13(金)、

わたしのチーズが、完全に消えました。

プロダクトマネージャーの職、を失しました。


最初に本書のはじがきから引用します。


“NBCテレビの人気ニュースキャスター、チャーリー・ジョーンズの場合、(中略)チャーリーは仕事熱心で、オリンピックで陸上競技の放送をすると言う重要な仕事もやっていたから、上司から次のオリンピックでは陸上競技という花形競技から水泳と飛び込み競技の担当に変えると告げられたときは、驚き、動揺した。(中略)自分が評価されていないように感じて、腹も立った。なんでこんな扱いを受けなくちゃならないんだ!その怒りはすることなすことすべてに影を落とした。”


わたしが、

今年の3月から7月までの5ヶ月間、思い悩んだことでした。

プロダクトマネージャーから、一方的な通告を受けて、その職を失することになった。

 

 ”なぜ、わたしがそんな扱いを受けなくちゃいけないんだ”

 ”なぜ、この法人で1番の学歴を持つわたしが先に、この扱いを受けるのか”

 ”なぜ、他の人は、市況のよいビジネス・マーケットという安全地帯に居続けられるのか”

 ”人生、詰んだ。摘まれたんだ。もう夢や希望は破れたんだ”


ネガティブな言葉が、わたしの頭から離れなかった。


【いつも食べてたあのチーズ、どこに消えた?】

そう考えて思い悩むだけの日々を過ごしていました。




そして、はしがきの一節はさらにこう続きます。


“彼は悩んでいたことがばかばかしくなり、気持ちも変わった。まさに上司に「自分のチーズを持っていかれた」ということなのだ、と悟ったのだ。彼は気を取りなおすと、水泳と飛び込み競技について勉強し、そのうち新しいことに取り組んでいると若々しい気分でいられると分かった。”


わたしも同じである。

プロダクトマネージャーは自分の手を離れたのだ。

チーズはもう上司に持っていかれたのだ、と悟るに至りました。


わたしは幸運にも、新しい部署へ異動する。

昨今、にわかに盛り上がっている新しい自動車動力源の基幹製品の部署である。

6年ぶりの役割、新しいマーケット、新しい製品、新しい製品形態、新しい商流、

何もかもが新しい世界へ、この8月から飛び込むことが決まった。


【なぜ、新しいチーズを探す冒険へと旅立つことが必要になるのか?】

新しいチーズを探すことで意欲を取り戻す。更なる成長をすることができる。

無知の知に手を伸ばすきっかけとなり、人生がより豊かに彩られることになる。



“まもなく上司もチャーリーの代わりようと精力的な仕事ぶりに気づき、やがてもっといい仕事を任せてくれた。その後一層の成功をおさめ、後にプロフットボールの栄誉殿堂入り(放送関係者部門)」を果たしたのである。”


わたしの新しい旅路はまだ始まったばかりである。

ただ、このチャーリーと同じように、新しい役割への恐怖を克服して、

新しい分野を勉強するなど、精力的に取り組む姿勢、結果を出し続けること。

それが未来の自分の明るさ、そしてパフォーマンスの向上を確率を上げてくれるもの。

その勇気を与えてくれるものでした。



“彼自身、「チーズはどこへ消えた?」の物語を耳にしたおかげで職を失わずにすんだ、と告白している。”


これが、外資系、特にアメリカ企業の真実である。

チャーリーが水泳、飛び込み競技の司会を拒み続けたら、職を失っていたかもしれない。


わたしも同じだった。

プロダクトマネージャー、または管理職のポストを要求していたら、

わたし自身も、この外資系会社のなかで、職を失っていたかもしれない。



仕事はビターである。

甘くはない、甘やかしてはくれない。


だからこそ、人生訓を教えてくれる読書は、

わたしの、そしてあなたの人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。



今日、はじがきだけで終わるのはもったいないので、

いくつかの印象的な記述を残しておきたいと思います。


“恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる” p.50


“人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはないのだ。自分の心の中に作りあげている恐怖の方が、現実よりずっとひどいのだ” p.57


”変化に対応することとは、

1.物事を簡潔に捉え、柔軟な態度で、すばやく動くこと。

2. 問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない。

3.小さな変化に気づくこと。そうすればやがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる。

4. 変化に早く適応すること。遅れれば、適応できなくなるかもしれない。

5. 最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない。” p.65



”「古いチーズ」は、これまでの行動を意味しているのかもしれない。本当に捨てる必要があるのは、関係を悪化させている行動。そうして、より良い考え方、ふるまい方をするようにすべき。「新しいチーズ」というのは、同じ相手との新しい関係のこと” p.84



さて、

あなたの人生はいかがでしょうか。

あなたの身の周りを見回してみてください。


例えば、公園のスズメ、ハト。または地面を這う小さなアリ。

彼らは食べられそうな小さいエサを求めてずっと歩き回っています。


一方で、人間は食べられそうな物を求めてずっと歩き続ける生活、していますでしょうか?


大きなチーズがある場所、

例えば、成功した事業、やり慣れた仕事の仕方、実家の両親宅、

そうした安全な場所は少しずつ古くなり、いずれはなくなってしまうもの。


そうした場所に居続けてしまう事はありませんか?


「もし恐怖がなかったら、何をするだろう?」p.47


できることはたくさんあります。


さあ、動き出してみましょう。

そして、例えチーズがなくなっても大丈夫。それでも動き出しましょう。

今日も、ももたろうライダーNoby’s Diaryをお読みくださりありがとうございました。

 
 
 

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